映画を日常にする映画観察サイト

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13-01-10

演劇1 - 平田オリザの演劇術から問う「観察」と「演出」の本質

  • 2012年,日本=アメリカ,172分

 日本を代表する劇作家・演出家のひとりである平田オリザ、彼が主催する劇団「青年団」は東京にある「こまばアゴラ劇場」を中心に活動を行なっている。「観察映画」を実践するドキュメンタリー映画作家想田和弘はその青年団の稽古や本番、事務仕事から平田オリザの様々な活動にまで密着、4年の歳月をかけて『演劇1』『演劇2』という2本の作品にまとめあげた。
その「1」では、平田オリザの演劇術を精緻に観察、その方法論をひとつの物語にまとめた。

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13-01-06

グッモーエビアン! - 大泉洋はアホでうざい男を演じさせたら天下一品

  • 2012年,日本,106分

 中学生のハツキは母親のアキとその恋人のヤグと暮らしているが、自称ミュージシャンのヤグは「世界ツアー」のため2年前から世界を放浪している。そのヤグが突然帰ってきてハツキは嬉しい半面、仕事もせずにぶらぶらするうざいヤグに反感も覚える。そして、そんなハツキの気持ちを理解せずヤグのことを羨ましがる親友のトモちゃんとも喧嘩してしまい…
 吉川トリコの同名コミックの映画化。ヤグを演じる大泉洋のウザさとアホさ加減が絶妙のコメディ・ドラマ。

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12-08-20

ビッグ・ボーイズ しあわせの鳥を探して - バードウォッチングという題材も出演者も馬鹿らしくて面白い

  • 2010年,アメリカ,100分

 1年にどれだけ多くの種類の鳥を目撃できるかを競う「ザ・ビッグ・イヤー」というコンテスト、バードウォッチャーなら生涯に一度は挑戦したいと考えるこの大会にコンピュータ技術者のブラッドもいよいよ挑戦しようとしていた。同じ頃、会社社長のステュも引退し、挑戦しようと決める。現チャンピオンのケニーは「今年はやらない」と宣言していたが、記録が破られないかとヒヤヒヤして家を開けてばかりいる…
 実際に米国で行われているバードウォッチングコンテストをモチーフにしたコメディ・ドラマ。監督は『ブラダを着た悪魔』のデヴィッド・フランケル。

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12-04-10

プリピャチ - 12年後の福島を思わずにはいられないチェルノブイリの風景

  • 1999年,オーストリア,100分

 チェルノブイリ原発から約4キロにある街プリピャチ、いったんは避難したものの数年後に住み慣れた家に戻ってきた老夫婦は当たり前のように川で水をくみ、畑で育てた野菜を食べて暮らす。そこからほど近い街中の環境研究所で働く女性は毎朝バスでキエフから通ってくるという。そして、事故を起こした4号機の隣にある3号機はまだ稼働中、その技術者は絶対に事故が起こることはないと胸を張る…
 事故から12年後のチェルノブイリを白黒の映像で描いたドキュメンタリー。“死の街”というイメージとは違う現実がそこにある。

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12-03-31

ヒューゴの不思議な発明 - スコセッシの映画愛、ジョルジュ・メリエスにフォーカスした作品

  • 2011年,アメリカ,126分

 1930年代のパリ、父親を亡くした少年ヒューゴは一人で駅の時計の管理をしながら暮らしている。彼は父親が遺した空気人形を修理しようと駅にあるおもちゃ屋で部品を万引きするが、店主に見つかってしまう。そして、父親のノートも取り上げられてしまうが、その老人を追いかけていき、娘のイザベルと知り合う。
 少年の小さな冒険を描いたアドベンチャー映画。マーティン・スコセッシ監督初の3D作品。

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12-03-23

311 - メディアへの不信感を通して私たち自身を省みさせる被災地映像

  • 2011年,日本,92分

 東日本大震災の発生から2週間後、映画監督の森達也、映像ジャーナリストの綿井健陽、映画監督の松林要樹、映画プロデューサーの安岡卓治の4人は1台の車で福島に向かった。何をすればいいのかわからない中、とにかく現地に行ってその目で観て映像に記録する、ただそれだけのためにはじめた旅。福島から宮城、岩手へと旅を続けた彼らは自らを省みるためこれを公開することを選ぶ。
 未曾有の災害を前にマスメディアのあり方を自ら問い直した問題作。観る者にも「その時」を問いかける。

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11-12-16

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル - とにかく素直にアタマを空っぽにして見れる娯楽大作!

  • 2011年,アメリカ,132分

 ロシアの刑務所に収監されていたイーサン・ハントを脱獄避けるべく、IMFのチームが派遣される。何故か囚人のひとりを連れて出たものの脱出に成功したハントにくだされた司令は盗まれたロシアの核兵器の発射コードを取り戻すというものだったが…
 『ミッション・インポッシブル』シリーズの第4弾は『Mr.インクレディブル』等のアニメを手がけるブラッド・バード。世界で最も高いビル“ブルジュ・ハイファ”でのスタントシーンが見所。

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11-11-17

槌音 - 津波に襲われたふるさとの記憶をたどる旅

槌音
  • 2011年,日本,23分

 2011年3月11日に起きた東日本大震災、大槌町出身の大久保さんは震災後に大槌町に入り、街の惨状を撮影する。その映像と、過去の地元の祭やホームビデオの映像を組み合わせた作品。
 震災前と震災後がオーバーラップすることでこの震災がどのようなものであったかを浮かび上がらせる。

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大津波のあとに - 震災2週間後、大地と人々に残した津波の爪痕

大津波のあとに
  • 2011年,日本,73分

 2011年3月11日に起きた東日本大震災、東京に暮らす森元さんはその10日後、被災地に向かって出発する。23日の仙台の荒浜地区の映像で映画は始まり、そこから北へと移動してゆく。津波の破壊の跡を映し、被災者の声を聞き、小学校の卒業式を撮影し、たくさんの子供たちが亡くなった小学校に行く…
 震災から2週間後の被災地を撮影した貴重な映像を一貫して一人称で撮り続けたドキュメンタリー。心してみるべし。

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11-11-02

がんばっぺフラガール! - 福島の人々の想い、見る私達の想い、淡々と伝える真実、言葉。

  • 2011年,日本,104分

 2011年3月11日に起きた東日本大震災、福島県いわき市にあるスパリゾートハワイアンズも建物に被害を受け、営業停止を余儀なくされた。地元出身者が大部分を占めるフラガールたちも被災者となってしまったが、1ヶ月後、再会に向けて全国キャラバンをはじめることに。同時にハワイアンズでは被害の少なかった宿泊施設に被災者の受け入れを行なっていた。
 被災したスパリゾートハワイアンズが部分再開する10月1日までの約半年を追ったドキュメンタリー。本当に福島の人たちの想いが詰まった作品。

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