幸せパズル

映画はパーティーの風景で始まる。その準備をいそいそとするマリアが、主人公なのだが、驚いたことにそのパーティはマリアの50歳の誕生日パーティー。彼女は自分の誕生日パーティーの準備を自分でして、お客さんをもてなしていたのだ。

夫や息子はマリアが世話をするのが当然と思っていて、マリアもそのことに特に疑問を持ったりはしていないように見える。そんなマリアが誕生日プレゼントにもらったジグソーパズルに思わずハマってしまい、パズルショップで見かけた「大会のパートナー募集」の広告に応じるのだ。

夫には「時間の無駄」だと言われたので、大会に出ようとしていることは隠し、おばの看病だと嘘をついて、パートナーのロベルトの家に通う日々。マリアはどんどんパズルにはまっていく。と、同時に裕福な独身男性のロベルトのアプローチにも心動かされる。
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