ザ・コア
2003/10/7
The Core
2003年,アメリカ,134分
- 監督
- ジョン・アミエル
- 脚本
- クーパー・レイン
- ジョン・ロジャース
- 撮影
- ジョン・リンドレー
- 音楽
- クリストファー・ヤング
- 出演
- アーロン・エッカート
- ヒラリー・スワンク
- デルロイ・リンドー
- スタンリー・トゥッチ
- チェッキー・カリョ
- ブルース・グリーンウッド
ボストンで商談に望もうとした男が突然倒れ、街の中では同時に何人もの人が倒れた。その日、大学で教壇にたっていた地球物理学者のジョシュは突然軍に呼ばれ、32名が死亡した事件について意見を求められる。地磁気の異常だろうと結論付けた彼を軍は解放したが、その後イギリスでの鳩の異常行動のニュースを目にしたジョシュは地球規模の異変が起こっていると考えはじめ、地球滅亡へのシナリオが既にスタートしていることを突き止めてしまう…
アーロン・エッカートとヒラリー・スワンクという地味な感じの2人が主演のパニック・アクション。宇宙とかではなく、地球の核へ向うという設定がとりあえず目新しく、そこそこ楽しめる作品。
地球の内側がどうなっているかというのは、この映画でもいわれているように誰にもわからない。それだけに何でもやりたいことができるわけだが、それにしたってこの映画の科学的な公証にはいろいろと疑問が残る。なんとなく小難しいことを言っておけば、なんとなくもっともらしく聞こえるだろうという魂胆が見え見えなので、そのあたりはどうも納得行かないまま進んでしまう。
それでも、いかにもアクション超大作という映画スターが出ていない地味な作品にしてはかなりうまい具合に作品を作っているという感じはする。地中ものというのはなかなか見たことがないので、ジェットコースター・ムービーとして目新しくもあり、楽しく見ることができる。
物語のほうで言えば、それぞれのキャラクターの設定があまりに紋切り型過ぎるという印象は否めないが、その中でもスムーズかつ面白く物語りは展開されていく。王道のストーリーから外れないにしても、その細部にはなかなか注意が行き届いているので、飽きることもない。数あるパニック・アクション/アドヴェンチャー物の中に位置づけるなら中の上、まさに中の上、可もなく不可もなく、過不足なく絵に描いたようなパニックものというところでしょう。そういう系の映画が見たいかなぁ、とちょっと思った秋の夜長にレンタルビデオ屋で手を伸ばすにはちょうどよい作品なのではないでしょうか。
ということなので、特に書くこともないわけですが、それもなんなので、この映画の地味めなキャストについて少々。
一番有名なのはヒラリー・スワンクですか。『ボーイズ・ドント・クライ』ではアカデミー賞までとりました。地味だけどいい映画でした。ヒラリー・スワンクの印象はこの映画とはずいぶん違いますが。
この映画の主役は多分アーロン・エッカート、あまり有名とはいえませんが、意外に印象に残る役者さんですね。『エリン・ブロコビッチ』なんかに出ていました。
他の人はまあまあ脇役という感じの人が多いですが、私としてはチェッキー・カリョがいいと思います。なんといっても『ニキータ』で教官役を演じていました。
なんて感じかな。たいしたことは書いてねぇ…