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ボーン・コレクター

2003/1/5
The Bone Collector
1999年,アメリカ,117分

監督
フィリップ・ノリス
原作
ジェフリー・ディーヴァー
脚本
ジェレミー・アイアコン
撮影
ディーン・セムラー
音楽
クレイグ・アームストロング
出演
デンゼル・ワシントン
アンジェリーナ・ジョリー
クイーン・ラヒファ
エド・オニール
ルイス・ガスマン
マイケル・ルーカー
preview
 パトロール中の巡査アメリアが殺人事件の被害者の遺体を発見、線路にあった証拠品を残すため、電車を止める。その事件は事故によって下半身不随となってしまった伝説的な名刑事ライムのところ持ち込まれる。ライムはアメリカの証拠収集能力を買い、彼女を自分の分身として現場に派遣する。しかし、ライムの後釜の警部はライムのやり方に反感を持っており…
 デンゼル・ワシントンがベットに座ったままで連続殺人犯に挑むというクライム・サスペンス。『17歳のカルテ』で注目を集めたアンジェリーナ・ジョリーがアクション女優としてブレイクするきっかけとなった作品。
review
 デンゼル・ワシントンとアンジェリーナジョリーのコンビ(+ルイス・グスマン)はなかなか面白いです。科学的な捜査方法と経験と勘、現代の推理ものに必須の要素がうまくまとまって、アンジェリーナ・ジョリーの魅力もある。座してじっくり考えるライムと現場に出て行動するサックスのコンビネーションは非常にいい。それをつなぐ無線機という発想もうまい。しかもサックスがライムのただの手足というのではなくて、自分の勘を使って動く人格として描かれているのがいいですね。あとは、付き添いのセルマもいいキャラクター。それにしても、クイーン・ラティファってあんなに丸っこいおばさんだったっけ? 私のイメージにあるクイーン・ラティファは90年代前半に、女性ヒップホップ・アーティストとしてブイブイいっていたころのままなので、ちょっとびっくりしました。ちょっと調べたら結構映画にも出ているようですね。そして、昨年の終わりごろには酒気帯び運転で逮捕されたらしい。酒気帯び運転ならかわいいものですね。
 ちょっと話がそれてしまいましたが、キャストといい、プロットの練り方といい、なかなかうまい作品だったというわけ。だから、これは名作になってもいい作品だったのですが、なぜ名作にならなかったのかといえば、いかんせん結末が弱い。犯人を言ってしまうことは出来ませんが、この犯人には到底納得できない。見た人の誰しもが、この犯人では納得できないことと思います。
 つまり犯罪ものの映画としては非常に面白いけれど、サスペンス=推理ものとしてはいかんともしがたいという感じ。犯罪が次から次へとつながっていくリズム感や、その手がかりを説いていく謎解きの面白さは秀逸なだけに、どうしても結末がもったいないという思いばかりが感想として残ってしまいます。

 うまくいったら、2弾3弾といけそうな感じですが、これだとちょっと弱いかもしれません。原作はどうなんでしょうかねえ。原作はもっと話を膨らまして、推理の部分が面白くなっているのでしょうね、さすがに。となるとちょっと映画化がうまくいかなかったということでしょう。原作はシリーズものらしいし。原作のほうが面白そうだから読んでみようかという気になります。
 しかし、手がかりなんかはビジュアル的なものが多いので、それを文章としてこなすのはなかなか難しいかもしれません。たぶん小説を読むと、映画向きの話として読めるのでしょう。それだけに結末がいかんせん…(しつこい)
 ということなので、見てしまえばそれまでという感じですが、原作の続編をもっとうまく、監督や脚本家を代えて、作ってくれれば今度こそ面白作品が出来るんじゃないかと思います。
Database参照
作品名順: 
監督順: 
国別・年順: アメリカ1990~2000

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