1967年,日本,84分
監督:鍛冶昇
脚本:才賀明
撮影:山崎善弘
音楽:林一
出演:和泉雅子、山内賢、和田浩治、小林哲子、伊藤るり子、尾藤イサオ
日比谷公園の電話ボックスに置き忘れてあった楽譜の曲をライブハウスで演奏してしまった学生バンド。その曲が評判を得つつある頃、その曲の作曲者が行方不明であることを知る。
ベンチャーズの曲に永六輔が詩をつけた「二人の銀座」をモチーフに作られた映画。ブルー・コメッツなど当時人気を博していたバンドが出てきて、エレキを演奏するのが見もの。
映画としてはなんてことはない。シナリオもひねりもないし、映像も至って普通。役者の演技もうまくない。大学生にしてはふけすぎてる。などなど。
しかし、音楽はなんとなくいい。決して懐かしいはずはないのだけれど(何せ生まれてませんから)なんとなく懐かしい。耳に残って離れない。ちょっと聞いて、「ベンチャーズ」っぽいなと思ったら、本当にそうだった。何でわかるんだ? いったい俺はいくつなんだ?
途中ちょっと飽きたけど、結構面白かったですよ。昔の銀座の風景というのもなかなか興味深い。少し画面が暗かったのでわかりにくかったのが残念でしたが、「銀座だな」ということはわかる。
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