What Woman Want
2000年,アメリカ,127分
監督:ナンシー・マイヤーズ
脚本:ジョルジュ・ゴールドスミス、キャシー・ユスパ
撮影:ディーン・カンディ
音楽:アラン・シルヴェストリ
出演:メル・ギブソン、ヘレン・ハント、マリサ・トメイ、アシュレイ・ジョンソン、ベット・ミドラー
大手広告代理店に勤めるニックは「男」抜けの広告で数々のヒットを飛ばしてきた広告マン。私生活ではバツイチで娘もいるけれど、女をたらしこむのは大の得意。そんな彼のところにライバル会社から引き抜かれたダーシーがやってきた。彼女の打ち出した「女性路線」に困惑する彼だったが、ある事故をきっかけに女性の考えが聞こえるようになってしまい…
「花嫁のパパ」などのコメディーライターとして活躍するナンシー・マイヤーズの監督第2作。メル・ギブソンファンなら見て損はなし。マリサ・トメイやベット・ミドラーといった渋いキャスティングもなかなか。
すべてが並、というか普通、というか可もなく不可もなくというか、設定としてもそれほどものめずらしいものでもないし、映像にこっているわけでもない。面白くないわけじゃないけれど、特に面白いわけでもない。
秀逸だったといえるのは、何度かあったプロットとは余り関係ないロングショット。街中のメル・ギブソンを俯瞰で撮った画や、バルコニーから火花が飛び散るところを取った画。すべてがオーソドックスな中に不意にはさまれるイレギュラーな感じが印象的。
監督さんは女性ですが、この男が見るとうらやましいような気恥ずかしいような内容をどんな思いで撮ったのかしらなどと思ったりする。
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