しあわせのパン

 東京での生活につかれた「りえ」は「水縞くん」と北海道の湖の畔ツキウラで「カフェ“マーニ”」を開く。水縞くんの素朴なパンとりえさんの美味しいコーヒーが自慢で宿泊もできるこのカフェには遠方からのお客さんから近所の人までさまざまな人が訪れる。 冬には雪に覆われる北海道の田舎にカフェを開くという都会人が憧れるような生活を描いたハートウォーミング・ストーリー。食べ物へのこだわりはいい。

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あぜ道のダンディ

 運送会社で働く宮田淳一は胃の痛みに悩まされていた。大学浪人中の息子と高校3年の娘を持つシングルファザーの彼は、自分が癌なのではないかと悩み、唯一の友人である真田に居酒屋で悩みを打ち明ける。悩みを抱えながらも子どもたちの前ではダンディであろうと強がる宮田だったが、子どもたちとの間には会話もあまりなくギクシャクした関係が続いてしまう…
『川の底からこんにちは』の石井裕也が中年のオジサンの悲喜こもごもを描いたコメディ。まともすぎてちょっと拍子抜け。

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