Mercury Rising
1998年,アメリカ,112分
監督:ハロルド・ベッカー
原作:ライン・ダグラス・ピアソン
脚本:ローレンス・コナー、マーク・ローゼンタール
撮影:マイケル・セレシン
音楽:ジョン・バリー
出演:ブルース・ウィリス、アレック・ボールドウィン、ミコ・ヒューズ、チー・マクブライド、キム・ディケンズ

 9歳の自閉症の少年が政府の情報局の暗号を解読してしまった。少年は命を狙われ、陰謀に気づいてしまったジェフリーズ捜査官(ブルース・ウィリス)は少年を守ろうと孤軍奮闘する。
 自閉症の少年が特殊能力を持っていてそれのせいで命を狙われるというのは、「シックス・センス」を少し思い出させる。この映画は要するに「ダイ・ハード」。ブルース・ウィリスが戦っていればそれでいい。

 ちょっと、この映画はひどいね。設定も無理があるし(とりあえず、パズル雑誌に国家機密の暗号を載せたりしない)、サイモンに解読できたんだから、ほかにも解読できる人がいるはずだし、それならサイモンを殺すより、暗号を作り直したほうが安全。
 殺し屋がしょぼすぎる。あんな素人みたいな失敗ばかり繰り返す殺し屋(しかも一人)じゃうまくいくもんもうまくいかない。むだな人ばかり殺してる。
 おかしいところを上げていけばきりがないですが、ハリウッド映画なんてこんなもの、という感じがします。ちゃんと作ってある映画も多いけれど、ぽんとブルース・ウィリス出して、なんかちょっとひねったシナリオつくっときゃいいかなっていう安易な作品も多い。

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