Romeo Must Die
2000年,アメリカ,115分
監督:アンジェイ・バートコウィアク
原案:ミッチェル・カプナー
脚本:エリック・バーント、ジョン・ジャレル
撮影:グレン・マクファーソン
音楽:スタンリー・クラーク、ティンバランド
出演:ジェット・リー、アリーヤ、イザイヤ・ワシントン、ラッセル・ウォン、DMX

 オークランドの湾岸地帯で派遣を争う黒人マフィアと中国系マフィア。中国系マフィアのボスの息子が黒人系のカジノに行った夜、何者かに殺された。ホンコンではボスのもう一人の息子が刑務所で服役していたが、弟が殺されたという知らせを受け、脱獄し、渡米する。
 カメラマンとして長いキャリアを持つバートコウィアクの初監督作品。ジェット・リーもハリウッドでの初主演作となった。やはりジェット・リーのアクション満載の作品。

 まあ、こんなもんといっては失礼ですが、予想の範囲を越えないというところ。やっぱりジェット・リーのアクションはかっこよく、キャラクターも好みだけれど、話の展開は早々に8割方読めてしまったし、レントゲン写真みたいなのもよくわからないし、ちょっとCGバレバレのところもあったし、ね。
 まあ、でもジェット・リーはやっぱりいいな。この映画で唯一「こいつはっ」と思ったのはジェット・リーがアリーヤを使ってアクションをするところ(結構最初の方)。なるほど、設定も面白いし、アクションとしてもなかなかのもの。アリーヤの壁走りもなかなかでした。結局ジェット・リーが出ると、ジェット・リーの映画になってしまうのか? この映画でアクションを担当しているのは、コーリイ・ユエン。最近このメルマガに3度目の登場、「キス・オブ・ザ・ドラゴン」でもジェット・リーとコンビを組み、ブルース・リーの娘シャノン・リー主演の「エンター・ザ・イーグル」の監督です。香港時代にも何度かジェット・リーと組んだことがあるようなので、それをパッケージでハリウッドにもってきたという感じなんでしょう。ジェット・リーの新作“The One”でも、アクションを担当しているようです。
 というジェット・リー映画でした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です