Bring it on
2000年,アメリカ,100分
監督:ペイトン・リード
脚本:ジェシカ・ベンディンガー
撮影:ショーン・マウラー
音楽:クリストフ・ベック
出演:キルステン・ダンスト、エリザ・ドゥシュク、ジェシー・ブラッドフォード
高校生のトーレンスは全国大会5回優勝の実績を誇るチームでチアリーディングに打ち込む生活を送っている。そして最高学年になり、キャプテンに指名されたのだが、その最初の練習でメンバーの一人が大怪我をしてしまう。しかし、大会はもう目の前で…
チアを題材にしたということ以外はいたってオーソドックスな学園もの青春映画。チアリーディングを見るのは楽しい。
とても普通ですが、最近の学園者の中で異色をはなっていると思えるのは、非常に「いい」映画であるということ。日本で言えば、文部省(文部科学省か)推薦でもおかしくないような意味で「いい」映画です。ドラッグとか、セックスとか、そういったことはあまり出てこず、とりあえず青春な感じで、友情な感じで、少し恋みたいなもの。
笑えるのは、「え?本当にこんなのやっちゃうの」というべたネタですが、この笑いは悪くない。ここもあまり下ネタには走らないところが文部省推薦。
残念といえば、ミッシーは器械体操もやっていて、キャラ的も重要そうなのに、あまり生かされていないところ。映画としてもそうですが、チア的に、ちゃんと器械体操をやっていたならもっと大技をやらせてもいいのに。
まあ、そんなことはどうでもよいのですが、特筆すべきことも特にないので。このミッシーに限らず、この映画はトーレンスが一人活躍する映画で、まわりはあまり前面に出てこない。クリフの曲だってもう少し活用されるのかと思ったらされないし、主要メンバー以外は顔と名前が一致しないくらいしか登場しないし。唯一ゲイネタだけが後からまた使われたのはよかったかなと思います。
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