Lethal Weapon 4
1998年,アメリカ,128分
監督:リチャード・ドナー
脚本:チャニング・ギブソン
撮影:アンジェイ・バートコウィアク
音楽:マイケル・ケイメン、エリック・クラプトン、デヴィッド・サンボーン
出演:メル・ギブソン、ダニー・グローヴァー、ジョー・ペシ、レネ・ルッソ、クリス・ロック、ジェット・リー

 リーサル・ウェポンシリーズも4作目。今回はチャイニーズ・マフィアが相手。
 LAPD(ロス市警)の壊し屋コンビ、リッグスとマートフが私立探偵のリノと一緒にマートフのクルーザーで釣りをしていると、近くの船で銃声が。その船に乗り込み、銃撃戦の末、港に曳航すると、戦争にはたくさんの中国人密航者が押し込まれていた。
 そこから、チャイニーズ・マフィアが絡んできていつものようにアクションの連続。銃撃と爆破で痛快。今回はジェット・リーも登場し、楽しみもりだくさん。いつものように笑いもしっかり仕込まれている。 

 個人的にリーサル・ウェポンシリーズは好きです。しかし、3で少しパワーダウンしたので、あまり期待せずに見ました。しかし、クリス・ロックとジェット・リーという新メンバーが効いたのかかなりの痛快作。メル・ギブソンもダニー・グローヴァーももう歳ですが、それをネタにして作ってしまうところが、このトリオ(上の二人+リチャード・ドナー)のすごいところ。
 なんと言っても、本筋とはまったく関係ない最初の爆破シーンにこの映画のすべてが込められているでしょう。ただ笑いをとって、銃撃戦して、豪勢に爆破したい。それがこの映画の目的なのです。だから面白い。ヒューマニズムとか、恋愛だとか、そういったものは観客へのサービス。
 まさしく、優秀なハリウッド娯楽アクション映画ですね。こんな映画を作れるうちはハリウッドもまだまだ健在というところでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です