Six Days Seven Nights
1998年,アメリカ,101分
監督:アイヴァン・ライトマン
脚本:マイケル・ブラウニング
撮影:マイケル・チャップマン
音楽:ランディ・エデルマン
出演:ハリソン・フォード、アン・ヘッシュ、デヴィッド・シュワイマー、ジャクリーン・オブラドーズ

 ニューヨークで、ファッション雑誌の副編集長をしているロビンは恋人フランクと南の島へヴァカンスへ。そこでフランクに求婚され、楽しい休暇を送っていた。しかし、そんなときロビンのところに急な仕事が。ロビンは渋々セスナのパイロットのクインに頼んで、仕事先へ向かうのだが、悪天候でセスナ機は無人島に不時着してしまう。
 南の島を舞台にしたラブ・ストーリー。ハリソン・フォードとしては得意のアドヴェンチャーもの。南の島の景色がとてもいい。ああ、絶景かな。 

 物語は、ハーレークイン・ロマンスのよう。無人島に二人きり。海賊まで出てきて、果ては男のほうはエキゾチック美女の誘惑に屈し…。
 これは、ハリソン・フォードとアン・ヘッシュのための映画なのですね。私はアン・ヘッシュとグイネス・パルトロウとキャメロン・ディアスの区別がいまいちつかないんですが、それでも、映画一本作るくらいの魅力的な女優さんであることはわかります。かたや、ハリソン・フォードのほうは肌にはりがなくなっていて、少し悲しかった。
 ひとつこの映画の特徴を挙げると、上からの画が多いこと。それはただただ南の島の絶景を映したいからとしか私には思えません。絶景は確かに美しく、この映画で唯一(アン・ヘッシュのかわいさも数えると唯二つ)のよい点だと思いますが、逆にこの非現実的な視点の多様が映画のリアリティをさらにそいでいるような気もします。
 このような映画を臆面もなく作ってしまうようじゃ、ハリウッド映画もやはり斜陽なんでしょうかね。

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