That’s Entertainment, part 2
1976年,アメリカ,120分
監督:ジーン・ケリー
脚本:レナード・ガーシュ
撮影:ジョージ・フォルシー
音楽:ネルソン・リドル
出演:ジーン・ケリー、フレッド・アステア
ジーン・ケリーとフレッド・アステアがミュージカル映画の名作を紹介するアンソロジーの第2弾。有名なシーンや有名なスターが次から次へと登場する。
ミュージカル映画が好きな人なら、ふんふんとうなずきながら見れます。映画マニアは薀蓄をたれられます。まったく知らない人でも歌と踊りを単純に楽しめるはず。
これだけ歌と踊りの場面だけを集まるというのはやはり凄い。司会もしているジーン・ケリーの映画がやたらと多かったものの、それもご愛嬌、偉大なミュージカル俳優であることは確かなので、いたしかたありません。
個人的にはあまりミュージカルには入り込めないほうなのですが、この時代のハリウッド映画の凄さというのは感じさせられます。途中で「見事な合成」といっている場面がありますが、それは電波少年より拙い合成。それくらいの技術レベル、つまりCGなんてまったくない技術で、この映像を作りには相当なことをしなければならない。全盛期のハリウッド映画が膨大な数のエキストラを使ったというのは有名な話ですが、ここで出てる映画で、題名は忘れましたが、異常にたくさんのダンサーが出てくるシーンがある。しかもそれがかなりうまい。ただの素人でもいいエキストラならまだしも、ある程度のダンサーを集めるのは大変だったろうな、それくらい映画産業が脚光を浴びていたんだろうなと考えてしまいました。
それと、出てくる映画群を見ていて気づいたのは1カットが長い。街中で踊るシーンなんかでも、移動するのを追いながらなかなかカットが切れない。大変だったんだろうな、撮影。
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