Fathers’ Day
1997年,アメリカ,99分
監督:アイヴァン・ライトマン
脚本:ローウェル・ガンツ、ババルー・マンデル
撮影:スティーヴン・H・ブラム
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演:ロビン・ウィリアムス、ビリー・クリスタル、ジュリア・ルイス=ドレイファス、ナスターシャ・キンスキー
一人息子のスコットが家出をし、行方不明となってしまったことに頭を痛めたコレットは、結婚する直前に付き合っていたジャックとデイルのふたりに会いに行き、「実はあなたの息子だ」とうそをついて、息子を探させようとした。ふたりはその策略にすっかりはまり、自分が父親だと信じて必死で探し始める。
アルヴァン・ライトマンにロビン・ウィリアムス、ビリー・クリスタルということで、どこから見てもコメディ。わかりやすいコメディ。アメリカなコメディ。
こういう、なんというか平均点のコメディはよく見ます。それはもちろんコメディが好きだからであり、またコメディは実際見てみないとわからないからでもある。コメディの評判ほどあてにならないものはなく、特に製作された現地での評判はまったく当てにならない。だからキャストとかスタッフに魅かれれば、とりあえず見る。これがコメディファンの正しい姿勢。
ライトマン、ロビン・ウィリアムス、ビリー・クリスタルというのは非常にオーソドックスですが、個々で、興味を引くのはカメラマンのスティーヴン・H・ブラム。どこかで聞いたことがあると思って調べてみれば、「アンタッチャブル」や「ミッション:インポッシブル」をはじめとするバリバリのアクション監督。なるほどなるほどと見てみれば、しかしやはり平均点のコメディ。意識して見てみれば、車の撮り方とか、アクションっぽいなと思わせるところもありますが、特段そのカメラによってコメディとしての独自性が出ているわけでもないという感じです。
というわけで、やはり平均点だったというコメディ。つぼに入ったところといえば、ロビン・ウィリアムスがいろいろな父親像を演じるところぐらいでしょうか。あとはメル・ギブソンかな。
しかし、笑いのつぼは人によって違うもの。いつどこでつぼに入るかわかりません。
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