I, the Jury
1982年,アメリカ,111分
監督:リチャード・T・へフロン
原作:ミッキー・スピレーン
脚本:ラリー・コーエン
撮影:アンドリュー・ラズロ
音楽:ビル・コンティ
出演:アーマンド・アサンテ、バーバラ・カレラ、アラン・キング

 私立探偵のマイク・ハマーは親友のジャックが殺されたと聞き、現場に駆けつける。ジャックはベトナムでマイクのために片腕を失ったのだった。マイクは犯人を突き止め、復讐をしようと独自の調査を開始する。最初に行き当たったのは「セックス治療」と称してセックスを売り物にするシャーロットだった…
 ミッキー・スピレーンの人気探偵小説の映画かで、この映画以降TVシリーズも作られた作品。あくの強い主人公マイク・ハマーが気に入れば、つぼに入る。

 どうでしょう、この手のアクションは。かなり暗く、激しく、あくの強いドラマで、人もたくさん死ぬ。マイク・ハマー自体10年ぶりくらいに見て、その昔見たのはこれではなく、ステイシー・キーチのTV版だったと気づきました。TV版のほうが当たり前ですが、ソフトで見やすかった気がします。もちろん激しく、エロティックな作品が悪いといっているわけではありませんが、作品全体としてそれが効果的かというとそうでもない。マイク・ハマーという人と、謎解きというメインのライン以外の見せ場として詰め込まれているという印象しかもてない。そこが今ひとつなわけです。
 よかったのはマイク・ハマーのポーカー・フェイスと最後の対決シーンですか。マイク・ハマーのキャラクターはかなりいい。さすがTVシリーズ化されるだけはあるという感じです。
 これだけ書くことが思いつかない映画も珍しいですが、濱マイクとも特に共通点はありません。魚(ハマーは熱帯魚、濱は金魚)を飼っているということくらいでしょうか。

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