That Darn Cat
1996年,アメリカ,90分
監督:ボブ・スピアーズ
脚本:S・M・アレクサンダー、L・A・カラゼウスキー
撮影:ジャージー・ジーリンスキー
音楽:リチャード・ギブス
出演:クリスティナ・リッチ、ダグ・E・ダグ、ジョージ・ズンサ、ピーター・ボイル

 田舎町で暮らす少女パティは、あまりに平和で何もおこらない田舎町がきらいで、都会に行くことばかり考えて、友達といえば猫のBJだけ。母親はそんなパティに説教ばかりするが、パティは聞く耳を持たない。そんなある日、BJが腕時計を首につけて帰って来た。パティはそれが新聞に載っている誘拐された家政婦のものだと騒ぎ出して…
 65年のディズニー映画『シャムネコFBI/ニャンタッチャブル』のリメイク。動物と子どもを使ったいかにもディズニーらしい穏やかなコメディ。

 いちおう猫中心に回っているようですが、よく考えると別に猫が活躍しているわけではなく、猫に振り回されるFBIという面白さを追求しているだけ。しかも笑いのネタになっているのは事件にかかわらないことばかり。誘拐事件を扱っているにもかかわらず、あまりいさかいが起きないというのも不思議。 などなどいかにもディズニーという展開は子どもが見ていても安心ということはありますが、やはりコメディなんてものはばかばかしかったり、お下劣だったり、したほうが面白いわけです。
 要するに、特に面白くないということがいいたいわけですが、そもそもサスペンスでもあるはずなのに、犯人が誰かという謎解きの部分は全くない。面白いところといえば、パティとジークの夫婦漫才のようなところ。ジークはなかなか面白いですが、『クール・ランニング』のひとだそうです。
 やはり、ディズニーのコメディはなかなかヒットしないと確認したしだいでした。

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