There’s Something about Mary
1998年,アメリカ,119分
監督:ボビー・ファレリー、ピーター・ファレリー
脚本:エド・デクター、ジョン・J・ストラウス、ピーター・ファレリー、ボビー・ファレリー
撮影:マーク・アーウィ
音楽:ジョナサン・リッチマン
出演:キャメロン・ディアス、マット・ディロン、ベン・スティラー、リー・エバンス、クリス・エリオット、ブレット・ファーブ

 テッドは本当にどうしようもない男。彼の唯一の誇りは、高校のプロム・パーティーに学校のアイドルメリーに誘われたこと。しかし、その大事な時にジッパーに大事なモノを挟んでしまい病院送りという本当にまぬけな男。
 月日は流れ、友人に勧められメリーを探すことにしたテッド、彼女を見つけることはできたのだが、 彼女の周りには数多くのライバルがいて…
 メリーを巡る男たちのせこく、くだらない争い。とにかく、ドタバタお下劣ギャグ満載、道徳心のある人は見てはいけません。

 単純明快なコメディですが、私にとってコメディ映画の条件は、
・とにかくくだらない(その通り)
・インパクトのある場面がある(ファスナーとか犬とか)
・一応ストーリー展開が気になる(だいたい読めるけど)
・オチがつく(体質的にオチがつかないと落ち着かない。なんちって(>o<;) )
 です。この映画一応条件を満たしています。
 しかし、メリーに首ったけが好きな理由はこれだけではありません。キャメロン・ディアスがかわいいのはもちろんですが、やはり、アメフトネタですね。アメリカ人にはわかりやすいけれど、日本人にはあまりわかりにくいアメフトネタ。私はアメフト好きなので、非常にうれしかった。
 と、言うわけでここで解説。
 まず、ブレッドことブレット・ファーブは本当に本当にNFL(アメリカのプロフットボールリーグ)のスーパースターで、年俸も5億くらいもらってると思います。で、メリーが、ブレッドをふった理由が、字幕ではどうなっていたか忘れましたが、英語では、「私は49ersのファンだから」というような感じの台詞だったんですね。ブレット・ファーブはグリーンベイ・パッカーズの選手で、それが気に入らなかったというわけです。映画の途中でも、オフィスの椅子にスティブ・ヤング(49ersの選手でファーブと同じくらいスーパースター)がかかっていたというのもにくい作戦ですね。
 こんな感じで、ただの薀蓄披露になってしまいましたが、ファーブじゃなくて、ヤングだったら、ベン・スティラーはふられてたのか?と思ってしまう今日この頃です。
 などというアメフト話はおいておいて、この映画でいちばん好きだったのは、唐突に歌いだす二人組。その名はジョナサン・リッチマン。この映画の音楽を担当している人です。一応ちゃんとしたアーチストで、CDなんかも出しています。しかし、とにかく登場の仕方が面白い。ああ、これぞまさしくアメリカンコメディ。

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