大津波のあとに
2011年3月11日に起きた東日本大震災、東京に暮らす森元さんはその10日後、被災地に向かって出発する。23日の仙台の荒浜地区の映像で映画は始まり、そこから北へと移動してゆく。津波の破壊の跡を映し、被災者の声を聞き、小学校の卒業式を撮影し、たくさんの子供たちが亡くなった小学校に行く…
震災から2週間後の被災地を撮影した貴重な映像を一貫して一人称で撮り続けたドキュメンタリー。心してみるべし。
2011年3月11日に起きた東日本大震災、東京に暮らす森元さんはその10日後、被災地に向かって出発する。23日の仙台の荒浜地区の映像で映画は始まり、そこから北へと移動してゆく。津波の破壊の跡を映し、被災者の声を聞き、小学校の卒業式を撮影し、たくさんの子供たちが亡くなった小学校に行く…
震災から2週間後の被災地を撮影した貴重な映像を一貫して一人称で撮り続けたドキュメンタリー。心してみるべし。
2011年3月11日に起きた東日本大震災、福島県いわき市にあるスパリゾートハワイアンズも建物に被害を受け、営業停止を余儀なくされた。地元出身者が大部分を占めるフラガールたちも被災者となってしまったが、1ヶ月後、再会に向けて全国キャラバンをはじめることに。同時にハワイアンズでは被害の少なかった宿泊施設に被災者の受け入れを行なっていた。
被災したスパリゾートハワイアンズが部分再開する10月1日までの約半年を追ったドキュメンタリー。本当に福島の人たちの想いが詰まった作品。
作家志望の青年フリオはタイピストを探していた小説家のガスムリと会う。不採用が決まる前に恋人のブランカにその話をしてしまい、雇われているふりをするため、自分で小説を書いてそれをガスムリのものだと嘘を付くことに。そして、その題材として8年前のエミリアとの恋を思い出す…
チリの若手監督クリスチャン・ヒメネスの劇場用第2作。若者らしい悩みをしっとりと描く。
古ぼけ、ガランとした家にやってきたひとりの女、実はそこは気仙沼市にある実家で、はからずも同じ日に3姉妹がやってきて15年ぶりの再開を果たす。しかし、長女はいきなり眠りこけ、次女と三女は長女を心配しながらなんとか過ごし始めるが、15年の空白はあまりに重かった…
小林政広監督が3.11後に居宅を持つ気仙沼市高桑町を舞台に描いたドラマ。
1970年代、コロンビア大学のハーバード・テラス教授はチンパンジーが人間のように言語を覚えられるかを研究するため、生後2週間のチンパンジーを元教え子のステファニーの元で育てさせることを考える。ニムはステファニーの元ですくすくと育つが、放任しすぎて研究にならないと考えたテラスはニムを訓練に専念できる環境に移し、研究を続けるが…
70年代に「手話ができるチンパンジー」として有名になったニムの生涯を資料映像と関係者へのインタビューで構成したドキュメンタリー。いろいろモヤモヤ。
ソフトボールのアメリカ代表選手のリサは31歳という年齢もあり、引退を勧告される。一方、父親の会社で働くジョージは詐欺罪で訴えられ窮地に陥る。ふたりはリサの友人の紹介で知り合うが、そんな状況なので仲が進むわけもなく、リサはメジャーリーガーのマティと同棲をはじめるが、ジョージはリサのことを想うようになっていた…
『恋愛小説家』のジョージ・L・ブルックスが監督。よくまとまっているという印象。
劇団でいご座の座長仲田幸子は芸歴65年を迎える今も沖縄のオバアたちを笑わせる喜劇の女王。その芸歴は戦争直後に遡る。その戦争体験や戦後の貧しい生活、芝居への想いを自ら語る。そしていま劇団で一緒に舞台に立つ孫の仲田まさえも「おばあちゃん」への思いを語る。
沖縄では知らない人はいないけれど本土ではほとんど知る人がいない演劇人仲田幸子を追ったドキュメンタリー。映画としての作りはイマイチだが、サチコーは面白い。