映画を日常にする映画観察サイト

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15-11-23

365日のシンプルライフ - 秀逸なアイデアで「もの」について問う。自分なら…

  • 2013年,フィンランド,80分

この映画の見どころは一番最初にある。そして、おそらく撮りたかった映像というのも最初にあるのだろう。それは裸の男。この映画の監督・脚本・主演を務めるペトリの裸がこの映画のクライマックスなのだ。

映画の内容は、一人の男がすべての持ち物を貸し倉庫に預け、1日に1つずつそこからモノを取り出すというチャレンジを1年間やる姿を追ったもの。家具や生活用品だけでなく、服も何もすべて預けるので、最初に登場するペトリは全裸で裸足。そのまま雪のちらつく道に出て、新聞紙で股間を覆って貸し倉庫まで走っていく。では、最初に彼が取り出すものは何か…

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15-10-19

ダムネーション - ダムとサーモンの共存の道を考えさせるのはアートか

  • 2014年,アメリカ,87分

この映画はタイトル通り「ダム」の映画だ。巨大なダムの完成を祝うルーズベルト大統領の演説から始まり、19世紀から作られてきたアメリカのダムの歴史も紹介され、地図上に示されると驚くべきとしか言うしか無いほどの数のダムがアメリカに存在していることもわかる。

他方で、この映画は「サーモン」の映画でもあるといえる。サーモンはネイティブ・アメリカンにとって重要なタンパク源で、先祖代々の漁法によって資源量も維持しながらずっと獲ってきたが、ダムの建設によって資源量が激減し、映画の舞台となるワシントン州では1匹しか遡上してこない年もあったといい、それが建設時に魚道を作るなどとしていた保護の約束が果たされていないことに起因することもわかる。

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15-10-12

東京オリンピック - 50年後でも感じられる、スポーツの「生」のスリル

  • 1965年,日本,170分

1964年、東京で開かれた第18回オリンピック。日本がこれまでに経験したことのない規模で行われたスポーツイベントを巨匠・市川崑が記録し、映画化した作品。聖歌がギリシャで点火されるところから、開会式、各競技、閉会式まで、時に全体を俯瞰し、時にひとりの人間を追い、余すところなく伝えた3時間近い力作。

公開されたのは、オリンピックが開催された翌年だったが、人々の記憶に新しかったこともあって、ドキュメンタリー映画としては空前の観客動員を記録し、大きな話題となった。

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14-09-26

物語る私たち - 物語ることで自分を省みる「ドキュメンタリー」の傑作

  • 2012年,カナダ,108分

 サラ・ポーリーの母ダイアンは、元舞台女優でキャスティング・ディレクターをしていた。サラがまだ子供の頃に亡くなった母について話を聞くべく、サラは父親のマイケル、兄マーク、姉ジョアンナ、異父姉のスージー、異父兄のジョンに話を聞く。そこで浮かび上がってきたのは自由奔放で、周囲を明るくする母の姿だったが、友人にも話を聞いていくとそこには秘密めいた一面もあった。サラはその秘密を解きほぐしていく…
 サラ・ポーリーが自分の家族の歴史に迫った「ドキュメンタリー」。ドラマのような展開の中で、「事実」と「物語る」いうことの本質が突き詰められていく。

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14-08-14