アメイジング・スパイダーマン

 幼い時に両親が失踪し、伯父夫婦に育てられた高校生のピーター・パーカー。ある日、父のカバンを見つけたパーカーは失踪前に父と研究をしていたコナーズ博士のインターン研修に潜り込むが、そこで研究用の蜘蛛に噛まれてしまう。蜘蛛に噛まれたピーターは超人的な能力を身につける…
マーベルの人気コミックを3D映像で再映画化。主演は「ソーシャル・ネットワーク」のアンドリュー・ガーフィールド、監督は「(500)日のサマー」のマーク・ウェブ。

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ヴィック・ムニーズ ごみアートの奇跡

ヴィック・ムニーズ

 ブラジル出身で現在はNYを拠点に活躍する現代アーティストのヴィック・ムニーズ。彼はさまざまな材料を使って絵を描き、それを写真に収めた作品を作ってきた。そのヴィックがリオ・デ・ジャネイロにある世界最大のゴミ処理場に2年間滞在し、作品を作るというプロジェクトを始める。ブラジルでの相棒ファビオとともにゴミ処理場に赴き、そこで働く“カタドール”と呼ばれる人々をモチーフにそこにある「ゴミ」を使って作品を作り始める。
現代アーティストのヴィックがアートを通じてゴミ処理場で働く人々と交流し、彼らを変えていく過程を描いた感動的なドキュメンタリー。監督は「カウントダウンZERO」などのルーシー・ウォーカー。

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のぼうの城

 時は16世紀、天下統一の間近に迫った豊臣秀吉は最後の障壁といえる北条氏への総攻撃を開始、現在の埼玉県にある忍城には石田三成を派遣、裏からも手を回し三成に手柄を立てさせようとする。しかも、城主の成田氏長が小田原へと向かい、城代になったのは「でくのぼう」が由来の「のぼう様」と呼ばれる成田長親、忍城は風前の灯と思われたが…
武士としては頼りないが領民には慕われる実在の人物を主人公に描きベストセラーとなった同名小説の映画化。主演の野村萬斎がなかなかいいが、公開延期の原因となった「水攻め」のシーンはやはり怖い。

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アヴェンジャーズ

 シールドの秘密施設で四次元キューブの研究中、アスガルドの神ロキが現れ研究員を操って四次元キューブが奪われてしまう。この危機にシールズの長官ニック・フューリーはアイアンマン、キャプテン・アメリカ、ハルクといったスーパーヒーローを招集、ロキを囚え四次元キューブを取り戻そうと試みるが…
マーベル・コミックのヒーローたちを集めたドリームチーム「アベンジャーズ」を実写映画化。実際にこれまで単独作品として公開された『アイアンマン』『キャプテン・アメリカ』『マイティ・ソー』のキャストが結集した。

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フォークス・オーバー・ナイブス – いのちを救う食卓革命

フォークス・オーバー・ナイブス

 栄養学の研究者キャンベル博士は研究を進めるうち、動物性タンパク質と癌の関係に気づき、心臓外科医のエセルスティン博士はいくら外科手術をしても患者が減るわけではないという外科の限界を悟る。2人が行き着いたのは菜食による予防医療という考え方、そして研究を進め、乳製品を始めとするあらゆる動物性食品を避けることを提言するが…
自身も生活習慣病の可能性を指摘され菜食に挑戦したリー・フルカーソン監督による社会はドキュメンタリー。

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バレンタイン一揆

バレンタイン一揆

 高校3年生のまほちゃんとアリカ、大学2年生のこっちゃんの3人はNPO団体のワークショップで出会い、「児童労働」について知るためにケニヤへと向かう。現地ではまず首都で現状について勉強、その後10時間をかけて僻地のカカオ生産地へ旅をする。NPO団体の活動の結果、児童労働の根絶に成功したその村で彼女たちは子どもたちに話を聞き、実際の労働を体験する…

「児童労働」と「フェアトレード」の問題を知るためにケニアに行き、日本に帰ってきて「バレンタ
イン一揆」という啓蒙活動を始めた3人の女の子を追ったドキュメンタリー

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しあわせのパン

 東京での生活につかれた「りえ」は「水縞くん」と北海道の湖の畔ツキウラで「カフェ“マーニ”」を開く。水縞くんの素朴なパンとりえさんの美味しいコーヒーが自慢で宿泊もできるこのカフェには遠方からのお客さんから近所の人までさまざまな人が訪れる。 冬には雪に覆われる北海道の田舎にカフェを開くという都会人が憧れるような生活を描いたハートウォーミング・ストーリー。食べ物へのこだわりはいい。

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演劇2

演劇2

 日本を代表する劇作家・演出家のひとりである平田オリザ、彼が主催する劇団「青年団」は東京にある「こまばアゴラ劇場」を中心に活動を行なっている。「観察映画」を実践するドキュメンタリー映画作家想田和弘はその青年団の稽古や本番、事務仕事から平田オリザの様々な活動にまで密着、4年の歳月をかけて『演劇1』『演劇2』という2本の作品にまとめあげた。
その「2」では、講演や交渉などの演劇そのもの以外の活動や海外公演、新たな試みとして取り組む「ロボット演劇」に焦点を当て、演劇とその外部との関係を描き出した。

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演劇1

 日本を代表する劇作家・演出家のひとりである平田オリザ、彼が主催する劇団「青年団」は東京にある「こまばアゴラ劇場」を中心に活動を行なっている。「観察映画」を実践するドキュメンタリー映画作家想田和弘はその青年団の稽古や本番、事務仕事から平田オリザの様々な活動にまで密着、4年の歳月をかけて『演劇1』『演劇2』という2本の作品にまとめあげた。
その「1」では、平田オリザの演劇術を精緻に観察、その方法論をひとつの物語にまとめた。

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グッモーエビアン!

グッモー・エビアン

 中学生のハツキは母親のアキとその恋人のヤグと暮らしているが、自称ミュージシャンのヤグは「世界ツアー」のため2年前から世界を放浪している。そのヤグが突然帰ってきてハツキは嬉しい半面、仕事もせずにぶらぶらするうざいヤグに反感も覚える。そして、そんなハツキの気持ちを理解せずヤグのことを羨ましがる親友のトモちゃんとも喧嘩してしまい…
吉川トリコの同名コミックの映画化。ヤグを演じる大泉洋のウザさとアホさ加減が絶妙のコメディ・ドラマ。

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